ITの基礎知識|ITパスポート・基本情報

【基本情報技術者試験】の記事一覧

この記事での学習内容 ITパスポート 基本情報 応用情報

ファイルを階層化して扱うディレクトリの種類と特徴,ディレクトリが管理するファイル情報,ファイル制御ブロック,ファイルポインタ,ファイルハンドルなどのファイル管理の仕組み,絶対パス,相対パスを使用したファイルの特定方法を理解する。また,ディレクトリ管理,ファイル共有の仕組み,考え方,アクセス権を理解する。

用語例:物理的位置,保護情報,参照情報,シンボリックリンク,ショートカット,エイリアス,ルートディレクトリ,カレントディレクトリ,ホームディレクトリ,単一ディレクトリ,2 階層ディレクトリ,階層型ディレクトリ,木構造ディレクトリ,パス名,ファイルハンドル,ファイル記述子,キャラクタデバイス,ブロックデバイス,ブロッキング,共有ファイル

ディレクトリ(フォルダ)

ディレクトリとは、OSの持つファイル管理機能で、ファイル群を保存、分類、整理するものです。ディレクトリには住所録や案内図という意味があります。ユーザはディスク内に階層的にディレクトリを作ることができます。

ディスク装置の中の最上位に当たるディレクトリを、ルートディレクトリといいます。ルートディレクトリの下には、ファイルを保存したり、さらに別のディレクトリを作ったりすることができます。

あるディレクトリの下に作られている別のディレクトリのことを、サブディレクトリともいいます。

OSによっては、ディレクトリをフォルダと呼ぶものもあり、Windows系では『フォルダ』、UNIX系では『ディレクトリ』と呼ばれるのが一般的です。

なお『ルートディレクトリ』に関して、UNIX系では明確に定義されているものはあるが、Windows系ではイメージしにくくなっています。一部の解説では、『Windowsのルート=デスクトップ』とされているものがあるが、これは明らかな間違いです。例えばWindows7の場合では『C:\Users\(ユーザ名)\Desktop』をさしており、明らかにルートではありません。

パス

コマンドの操作や、HTML文書のハイパーリンクで、あるファイルを参照したいときには、「どのディレクトリに保存されている何というファイルか」を指示する必要があります。

参照するファイルの位置を指定する方法を「パス」といいます。パスの記述には、頂点にあるルートディレクトリを起点とし、そこから順にたどってディレクトリ名を記述する絶対パスと、現在操作しているディレクトリ(=カレントディレクトリ)を起点とする相対パスの二つの方法があります。

絶対パス

絶対パスは、ルートディレクトリを起点として、上位→下位の順にたどる記述方法です。ルートディレクトリを「/」と表し、続けてサブディレクトリ名やファイル名を「/」で区切りながら記述します。

相対パス

相対パスでは、カレントディレクトリを起点として、親ディレクトリ又は子ディレクトリに移りながら順にたどって参照ファイルに行き着きます。

参照元となるファイルがあるディレクトリをカレントディレクトとし、カレントディレクトリを「 . / 」という記号で表して、続けて相対パスを記述します。(「 . / 」は多くの場合省略される)

カレントディレクトリより下位のサブディレクトリの中のファイルを参照するときは、パスにそのサブディレクトリ名を指定し「サブディレクトリ名 / ファイル名」のように記述します。

カレントディレクトリより一つ上位になるディレクトリ(親ディレクトリ)に遡ってファイルを参照する場合には、親ディレクトリを「 . . / 」という記号で表して、「  . . / ファイル名」とします。

 

情報処理技術者試験での学習内容【応用情報・基本情報】・ファイルを階層化して管理するディクトリの種類,特徴,ファイル管理の仕組みを修得し,応用する。・ファイルシステムの種類,特徴を修得し,応用する。・ファイル編成,アクセス手法,検索手法,バックアップ方式を修得し,応用する。【ITパスポート】・ファイル管理の考え方を理解し,基本的な機能を利用する。・バックアップの基本的な考...

Read more...

この記事での学習内容 基本情報 応用情報アプリケーションソフトウェアの標準構造の実装に使われるクラスやライブラリの集まりである開発フレームワークの考え方,代表的なフレームワークを理解する。開発フレームワーク開発フレームワークとは、システム開発を標準化して効率的にすすめるための全体的な枠組みです。ソフトウェアをどのように開発すべきかを、再利用可能なクラスなどによって示し、特定の用途に使え...

Read more...

この記事での学習内容 基本情報 応用情報オブジェクト指向技術を基盤としたソフトウェアの部品化によるソフトウェア開発手法であるコンポーネントウェアの考え方,代表的なコンポーネントウェア技術を理解する。用語例:コンポーネント,Java Beans,ActiveX,CORBAコンポーネントウェアコンポーネントウェアは、ソフトウェアのコンポーネント(部品、モジュール)の総称です。ハードウェ...

Read more...

ライブラリ

2017.10.20
この記事での学習内容 基本情報 応用情報プログラムやマクロなどを格納するライブラリを理解する。用語例:ソースライブラリ,オブジェクトライブラリ,ロードライブラリ,DLL(Dynamic Link Library),クラスライブラリライブラリライブラリとは、応用ソフトウェアでよく利用される関数や機能などを一箇所にまとめて、共用できるようにしたもののことです。提供される形式や利用形...

Read more...

API

2017.10.20
この記事での学習内容 基本情報 応用情報応用プログラムから見たAPI の役割,機能を理解する。用語例:関数,ライブラリ,Web API,API 仕様APIAPI(Application Programming Interface:アプリケーション・プログラミング・インタフェース)とは、応用ソフトウェアから利用できるオペレーティングシステムのモジュール、プログラミング言語のライブラリ...

Read more...

この記事での学習内容 基本情報 応用情報シェルは,利用者からのコマンド,指示を受けてそれを解釈し,プログラムの起動,制御などカーネルの機能を呼び出す役割をもつこと,及び代表的なコマンドを理解する。用語例:コマンドインタプリタ,BShell,CShell,COMMAND.COM,cmd.exeシェルの役割と機能シェルは、オペレーティングシステムのカーネルに対して、コマンドインタプリタ...

Read more...

この記事での学習内容 基本情報 応用情報OS と応用ソフトウェアの中間に位置する各種ミドルウェアの役割と機能,ミドルウェアの選択と利用の考え方を理解する。用語例:応用プログラム間連携ソフトウェア,DBMS,通信管理システム,ソフトウェア開発支援ツール,運用管理ツール,TP(Transaction Processing:トランザクション処理)モニタミドルウェアの役割と機能ミドルウ...

Read more...

ミドルウェア

2017.10.20
情報処理技術者試験での学習内容【応用情報・基本情報】代表的なミドルウェアの役割,機能を修得し,応用する。(1)ミドルウェアの役割と機能 基本情報 応用情報OS と応用ソフトウェアの中間に位置する各種ミドルウェアの役割と機能,ミドルウェアの選択と利用の考え方を理解する。用語例:応用プログラム間連携ソフトウェア,DBMS,通信管理システム,ソフトウェア開発支援ツール,運用管理ツール...

Read more...

障害管理

2017.10.20
この記事での学習内容 基本情報 応用情報障害の検出,試験と診断,自動訂正,障害の記録,再構成,リスタート,原因の解決など,障害発生から対策完了までの一連の工程を理解する。用語例:タイマ監視,CPU 監視装置,ハードウェア障害,ソフトウェア障害,再構成(動的装置再構成,自動CPU 再構成),多重化(入出力パスの多重化,補助記憶装置の二重化,ライブラリの二重化,ディスクの二重書き),システムの...

Read more...