「オープンソースソフトウェア」カテゴリーアーカイブ

【応用情報・基本情報】
オープンソースソフトウェアの種類,特徴,機能,構成,利用上の考慮点,動向を修得し,応用する。

【ITパスポート】
オープンソースソフトウェア(OSS:Open Source Software)の特徴を理解する。

オープンソースソフトウェア(概要)

情報処理技術者試験での学習内容

【応用情報・基本情報】
オープンソースソフトウェアの種類,特徴,機能,構成,利用上の考慮点,動向を修得し,応用する。

【ITパスポート】
オープンソースソフトウェア(OSS:Open Source Software)の特徴を理解する。

(1)OSS の種類と特徴,機能,構成 ITパスポート 基本情報 応用情報

LAMP/LAPP(LAMP:Linux,Apache,MySQL,PHP,LAPP:Linux,Apache,PostgreSQL,PHP)を中心に広く利用されているOSS(Open Source Software:オープンソースソフトウェア)の代表的な種類,特徴,機能,再配布の自由,派生ソフトウェア改変の許諾などオープンソースライセンシングの内容を理解する。

用語例:Linux カーネル,Perl,Python,Ruby,オープンソースライブラリ,CPAN,PEAR,jQuery,コピーレフト(Copyleft),デュアルライセンス,GPL(General Public License ), BSDL ( Berkeley Software Distribution License ), MPL ( Mozilla Public License),Apache ライセンス

(2)UNIX 系OS 基本情報 応用情報

代表的なOSS であるUNIX,UNIX 互換OS を含むUNIX 系OS を理解する。

用語例:NetBSD , IRIX , Linux , FreeBSD ( Free Berkley Software Distribution ),OpenBSD,The Open Group

(3)オープンソースコミュニティ 基本情報 応用情報

オープンソースコミュニティによるソフトウェア開発の仕組みを理解する。

用語例:SCM(Source Code Management:ソースコード管理)

(4)OSS の利用・活用と考慮点 ITパスポート 基本情報 応用情報

ライセンスの適用範囲,利用時のサポートにかかるコスト,問題発生時の対処など,OSSを利用する上で考慮すべき点を理解する。

用語例:安全性,信頼性

(5)OSS の動向 基本情報 応用情報

OSS の開発や普及の動向を理解する。

オープンソースソフトウェア

OSSの種類と特徴、構成 ITパスポート 基本情報 応用情報

無償で利用できるソフトウェア

一定の制限のもとに無償で利用できるソフトウェアがあります。インターネット上のサイトからダウンロードして利用できるものが一般的で、利用の仕方によって、フリーウェア、シェアウェア、オープンソースソフトウェアに分けられます。

フリーウェア
開発者が誰でも自由に使えるようにネットワークなどで配布しているソフトウェア。著作権を放棄しているわけではなく、ユーザが無償で使うことを許諾している。
シェアウェア
通常、無償で使える試用期間を設けて、使用を継続するためには料金を払う形式で配布されるソフトウェア
オープンソースソフトウェア
プログラムのソースコードをインターネット状などで公開し、一定の条件のもとでの変更や改変を許しているソフトウェア。
再配布が自由で、ソースコードから派生ソフトウェアを改変することが許されている。Linuxが代表的。

コピーレフト

コピーレフトとは、著作者が著作物の自由な利用、再配布、改変を許諾する考え方です。著作権(コピーライト)が許諾契約なしには、再配布や改変ができないのとは反対の考え方なので、コピーライトに対してコピーレフトという造語で呼ばれています。

ソフトウェアの添付文書や表示画面に、コピーレフトである旨を表示することによって、不特定多数の人が利用、再配布、改変、改変物の再配布ができます。

OSSのライセンス

オープンソースソフトウェア(OSS)は一定の条件下での利用・改変・頒布を認めているソフトウェアのことです。

そのライセンス体系の代表的な種類として、GPL、BSDL、MPLがあります。

GPL(GNU General Public License:GNU GPL)

GPLはコピーレフトの代表的なものです。フリーソフトウェアと比べると、二次的著作物についてもコピーレフトの制約を引き継ぐ点が異なります。

GPLで制約されているコピーレフトの制約とは、2次的著作物を再頒布する場合には、GPLライセンスを継承する必要がある点、GPLライセンスのソースコードを一部でも組み込んだものはその制約によって、ソースコードを公開することが求められる点などがあります。

BSDL

自由度の高いライセンス形態。無保証を宣言し、著作権やライセンス条項にBSDLである旨を表示すれば、改変や再頒布が認められる。その際にソースコードの改変は必要なく、二次的著作物でコピーレフトを引き継ぐ必要はない。

MPL

独自開発のソースコードにMPL適用のOSSのコードを組み合わせた場合、改変部分のソースだけを開示すればよい。また、二次的著作物はMPL/GPL/LGPLのいずれかを採用することが選択できる。

LGPL

GPLライセンスから派生した、主にライブラリとして提供されるソフトウェア向けのライセンス形態。LGPLライセンスのソフトウェアを『リンク』として利用するだけであれば、コピーレフトの制約を引き継ぐ必要がないというもの。

OSSを利用したシステムの構成

LAPP

LAPPとは、オープンソースソフトウェアだけでオペレーティングシステムおよびミドルウェアを揃えた定番の組み合わせです。

Linux、Apache、PostgresSQL、PHPの頭文字を取ってLAPPと呼ばれます。

  • Linux:オペレーティングシステム
  • Apache:Webサーバソフトウェア
  • PostgresSQL:データベース管理システム
  • PHP:Web用スクリプト言語及び言語処理ソフトウェア

LAMP

LAPPと同様に、オープンソースソフトウェアだけでオペレーティングシステムおよびミドルウェアを揃えた定番の組み合わせです。

  • Linux:オペレーティングシステム
  • Apache:Webサーバソフトウェア
  • MySQL:データベース管理システム
  • PHP:Web用スクリプト言語及び言語処理ソフトウェア

UNIX系OS 基本情報 応用情報

主なUNIX系OSには、次のようなものがあります。

Solaris
商用UNIX。旧サン・マイクロシステムズ社が開発し販売したOS。
AIX
商用UNIX。IBM社が開発したOSで、サーバコンピュータで採用される。
UnixWare
SCO社による、商用UNIX。
HP-UX
商用UNIX。ヒューレット・パッカード社が開発したOS。
NetBSD
非商用UNIX。カリフォルニア大学バークレー校が開発したOSをベースとしている。移植性が高い。
FreeBSD
PC/AT互換機向けに特化した、非商用UNIX。
OpenBSD
NetBSDから派生した非商用UNIX。セキュリティが高い。
Linux
ライナス・トーバルス氏によって開発された非商用UNIX。この派生版が多数存在し、インターネット上のサーバによく用いられる。

オープンソースコミュニティ 基本情報 応用情報

オープンソースコミュニティとは、OSSの開発者やユーザから構成される非営利の団体です。

OSSの共同開発やバグ修正のパッチ作成と配布、セミナー開催などの啓蒙活動を行います。

現在、LinuxやApacheなど、さまざまなOSSのオープンソースコミュニティが活動しています。

OSSの利用・活用と考慮点 ITパスポート 基本情報 応用情報

オープンソースソフトウェアを利用・活用するには、次のような点を考慮する必要があります。

  • ソフトウェアの利用条件(ライセンス)をすべての関係者が正確に理解する。
    • フリーウェア、シェアウェア、コピーレフトなどとの違いを理解する。
    • 当該ソフトウェアの添付文書や表示画面の許諾条件を理解する。
    • 条件を遵守できない場合にどういう問題になるかを理解する。
  • 有償であれば、販売者側の営業員、SE、保守員、教育講師、ヘルプデスク等がしてくれる作業が、利用・活用する側の労力コストになるかどうかを見積もる。必要なら適度の料金の有償の支援サービスを依頼する。
  • ソフトウェアの安全性を検討する。委託開発と違って、導入に要する期間が短いが、安全性などの検討を疎かにしないようにする。
  • ソフトウェアに不具合があっても、修正サポートや損害賠償の責任を要求できないことを理解する。自社および社外の再配布先で不具合があった場合にどうするかを考えておく。