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【分散オブジェクト指向システム】の記事一覧

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オブジェクト指向プログラミングの基盤となる標準の役割と内容を理解する。

OMG

→【デファクトスタンダード】参照

CORBA

CORBA( Common Object Request Broker Architecture )は、オブジェクト指向技術を使って、異なるプラットフォーム上のアプリケーション同士がネットワークを介してメッセージを交換し、連携するための技術仕様です。

OMGが定義したデファクトスタンダードで、オブジェクト間通信の基本インタフェースや相互運用規定などを定めています。

CORBAを活用したシステムの構築事例としては、インターネットバンキングや、保険会社の契約者向けWebサービスなどがあります。

口座の管理を行う勘定系システムは汎用コンピュータ+COBOLのシステム、利用者向けのWebサイトはUNIX系サーバー+各種Web系言語、という構成のシステムにおいて、勘定系システムとWebサイトをつなぐためにCORBAに準拠したミドルウェアを利用する、といった形です。

EJB ( Enterprise Java Beans )

EJB( Enterprize Java Beans )は、企業全体をカバーする基幹業務などを構築できるように、Java Beans というソフトウェアコンポーネントと同様のものをサーバー側で実現するための仕様となっています。

ただ、EJBの仕様は非常に複雑なため、より軽量なアプリケーション・フレームワークである、「Spring Framework」というものが利用されることが多くなっています。