ITの基礎知識|ITパスポート・基本情報

【応用情報技術者試験】の記事一覧

グラフ理論

2017.09.12

この記事での学習内容 基本情報 応用情報

グラフ理論の基本的な概念とその応用を理解する。

用語例: 無向グラフ、有向グラフ、完全グラフ、重み付きグラフ

グラフ理論

点と点を結ぶ集合であるグラフの性質についての理論をグラフ理論といいます。(ここでいうグラフは、一般的な「グラフ」とは別物)

グラフとは、いくつかの接点(ノード)と呼ばれる点があり、それをある規則に基づいて結んだ線(枝:ブランチ)の集合です。
1つの接点(ノード)に付いている線(枝:ブランチ)の数を次数といいます。

現実世界の様々な要素を節点に置き換えて、その関係性を分析する際に使用されます。

鉄道の路線図などのように、節点同士の距離などに重点を置かず、節点同士のつながり方に重点が置かれます。
また、つながり方の向きを考えるグラフを「有向グラフ」、向きを考えないグラフを「無向グラフ」といいます。

グラフの次数

グラフの次数は以下のような特性を持っています。

  • すべての次数の合計は必ず偶数個になる。(ループしているノードは2本として数える)
  • 次数が奇数になるノードの数も必ず偶数個になる。

グラフアルゴリズム

グラフを探索するアルゴリズムで、探索の仕方によって幅優先順探索法と深さ優先順探索法があります。

幅優先順探索法

探索の優先順位を横方向にした探索法で、根から始め、左から右へ浅い方から探索します。

探索順は、節の数値が探索順となります。

深さ優先順探索法

探索の優先順位を縦方向にした探索方法です。探索の仕方によって、さらに3種類に別れます。

先行順

親→左の子→右の子の順で探索をします。

中間順

左部分木→親→右部分木の順で探索をします。

後行順

左部分木→右部分木→親の順で探索をします。

数式処理

2017.09.11
この記事での学習内容 基本情報 応用情報コンピュータを用いて、数式を記号的に代数処理する数式処理システムとそのアルゴリズムを理解する。用語例: 因数分解、微分、積分「数式処理」とは、数値の代わりに文字列を用いて計算式を記号的に処理することです。数値の代わりに用いる文字列を「代数」と呼びます。具体的な例としては、計算式を分解して積の形に変換する「因数分解」、時間とともに変化する関...

Read more...

数値解析

2017.09.11
この記事での学習内容 基本情報 応用情報二分法、補間法、オイラー法など、近似解を数値的に求める考え方や計算過程で生じる誤差を理解する。用語例: 数値積分、シンプソン法、ニュートン法、絶対誤差、相対誤差、丸め誤差、打切り誤差数値解析とは、物理学、数学、工学などの科学分野の問題を、方程式を解くのではなく、数値計算を行なって解の近似値を求める手法のことです。数値解析は、コンピュータを...

Read more...

数値計算

2017.09.08
この記事での学習内容 基本情報 応用情報連立一次方程式の解法など、数値計算に関する基本的な内容を理解する。用語例:行列、対数、掃出法、近似解法、収束、誤差単項式、多項式、次数単項式は、数値や文字の「掛け算」だけで造られた式のことです。2x や 3b などは単項式です。多項式は単項式の足し算、引き算の形式で造られた式です。3x-2b と言った式が多項式の例です。多項式の中にある単...

Read more...

この記事での学習内容 ITパスポート 基本情報 応用情報度数分布表、ヒストグラム、代表値、ばらつき、相関関係、回帰直線、分散分析、検定など統計分析の手法を理解する。用語例:中央値(メジアン)、最頻値(モード)、平均値、標準偏差、分散、相関係数、推定、回帰分析、帰無仮説、有意水準、カイ二乗検定統計ある集団に関するデータを集めてその分布を調べ、数値化して集計することを統計といいます。...

Read more...

この記事での学習内容 ITパスポート 基本情報 応用情報順列、組合せ、場合の数、確率とその基本定理、確率分布(離散型、連続型)と期待値、マルコフ過程を理解する。用語例:階乗、加法定理、乗法定理、正規分布、ポアソン分布、指数分布、カイ二乗分布、確率密度場合の数ある出来事が起きる可能性の数を「場合の数」と呼びます。場合の数で数えられる「ある出来事」は「事象」と呼びます。例えば、サイ...

Read more...

応用数学とは

2017.09.05
応用数学とは応用数学(おうようすうがく、英語:applied mathematics)とは、数学的知識を他分野に適用することを主眼とした数学の分野の総称である。Wikipediaから引用情報処理技術者試験において、『応用数学』では、確率・統計の計算や分析手法を理解し活用すること、数値解析、グラフ理論、待ち行列理論などの基本的な数学的原理を理解し活用することが求められています。...

Read more...

論理演算

2017.08.31
この記事での学習内容 ITパスポート  基本情報  応用情報論理式の表現,論理演算,ド・モルガンの法則などの基本法則,真理値表,カルノー図の 手法を理解する。用語例: 否定,論理和,論理積,排他的論理和,否定論理和,否定論理積,論理関数,分 配則論理演算命題の真偽によって演算結果を表すことを論理演算といいます。 基本となるものに「否定(NOT)」「論理積(AND)」「論理和(O...

Read more...

集合と命題

2017.08.31
この記事での学習内容 ITパスポート  基本情報  応用情報集合,命題,ベン図の手法と考え方を理解する。用語例: 和集合,積集合,補集合,部分集合,真,偽,命題論理集合集合とは、同じ属性を持つ要素の集まりのことです。集合はよく「ベン図」で表されます。要素全体の集まりを四角で表し、そのうち集合に含まれる要素を色付きの円で示します。この時、集合に含まれない円の外側のことを補集合とい...

Read more...

この記事での学習内容 基本情報 応用情報加減乗除,表現可能な数値の範囲,シフト演算,演算精度(誤差とその対策)など,コ ンピュータでの算術演算を理解する。用語例: 論理シフト,算術シフト,桁落ち,情報落ち,丸め,打切り,オーバフロー(あ ふれ),アンダフロー,単精度,倍精度シフト演算引き算は2の補数を使うと足し算で同じ計算が出来ましたが、掛け算や割り算の場合はどうでしょうか。例...

Read more...