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基本情報技術者 令和7年公開問題 科目A 問5

2026.05.25

ローコード開発ツールを用いたソフトウェア開発の説明はどれか。

  • ア アプリケーションソフトウェアの開発基盤の上で,用意された部品やテンプレートを GUI を用いた操作で組み合わせたり,必要に応じて一部の処理のソースコードを記述したりすることによって,アプリケーションソフトウェアを作成する。
  • イ アプリケーションソフトウェアの開発基盤の上で,用意された部品やテンプレートを GUI を用いた操作で組み合わせるだけで,ソースコードを記述せずに,アプリケーションソフトウェアを作成する。
  • ウ アプリケーションソフトウェアの定型的な枠組みを参照して,独自の処理のソースコードを記述することによって,アプリケーションソフトウェアを作成する。
  • エ 利用者がシステムを利用して行う作業を自動化ツールに代行させるために,利用者によるシステムの操作手順をツールに登録する。

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正解: ア

解説:

近年の開発手法を整理します。

ローコード開発(Low-Code Development)は,GUIで部品やテンプレートを組み合わせることを主体としつつ,必要な箇所には一部コードを記述することも可能な開発手法です(選択肢ア)。

ローコード開発の代表的な例としては、以下の製品が知られています。

業務アプリ開発系

  • Microsoft Power Apps、OutSystems、Mendix
  • GUIで大部分を作りつつ、数式・スクリプト・カスタムコンポーネントの記述ができる

Webサイト・CMS系

  • WordPress
    • ローコード製品というより、CMSの代表選手
    • コードを記述すること無く、更新可能なWebサイトが構築できる
    • その気になれば、HTML/CSS/PHPのコードを駆使して、好きなようにカスタマイズも出来る。
  • Webflow
    • CSSレベルのカスタマイズは必要

ノーコード開発(No-Code Development)は,コードを一切記述せずに,GUI操作だけでアプリケーションを作成する手法です(選択肢イ)。

ノーコード開発の代表的な例としては、以下の製品が知られています。

業務アプリ・データベース系

  • kintone(サイボウズ)、Notion Database
  • フォーム・ワークフロー・集計まで設定だけで作れる

Webサイト・LP系

  • Wix、Squarespace、STUDIO(日本製)

選択肢ウはフレームワークを使った開発の説明です。

選択肢エはRPA(Robotic Process Automation)の説明です。システム操作の手順を記録・登録し,定型作業を自動実行させる技術です。

ローコードとノーコードの違いは「コードを書けるかどうか」です。ローコードのほうが柔軟性が高く,ノーコードのほうが非エンジニアでも扱いやすいという特徴があります。

実際の製品は境界が曖昧なものも多いですが、IPAの試験においては「ローコード=一部コードを書く余地がある」「ノーコード=一切書かない」という定義とされているようです。