ITの基礎知識|ITパスポート・基本情報

配列

2017.09.28

この記事での学習内容 ITパスポート 基本情報 応用情報

配列の考え方を理解し、データの格納方法、取り出し方法などの操作を理解する。

用語例:多次元配列、静的配列、動的配列

配列

コンピュータで大量のデータを高速に処理する場合に、同じ型の変数を、先頭から順番を付けて並べたものを配列といいます。

配列におけるそれぞれの変数は「配列要素」または「要素」と呼ばれます。要素にはそれぞれを区別するために順番に番号が振られています。この番号のことを添字(インデックス)といい、添字を指定すると、配列の中から特定のデータを任意の順番で探し出すことが出来ます。

添字は先頭のデータを1から数える場合と、0から数える場合とがあります。

配列の特徴

配列は構造が単純で、先頭から順に読み込んでいくには便利ですが、データの論理的な順序どおりに物理的にも並んでいるように作られていないといけないので、後からデータを追加したり、削除したりする場合に、そこから後ろのデータを全てずらして書き直さなければならないというデメリットがあります。

あらかじめ配列内の要素の数が決まっているものを「静的配列」といいます。
対して、データの数によって配列の要素の数が変化するものを「動的配列」といいます。

二次元配列

配列には、行が2行以上の多次元配列もあります。2行の場合は二次元配列といいます。

例えば、5名の数学のテスト結果を1行目に、英語のテスト結果を2行目に格納する、といった具合に利用することが出来ます。

二次元配列を使う場合には添字が二つ必要となり、添字の1つ目が行番号、2つ目が列番号となります。