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基本情報技術者 平成16年春 問44

2017.10.10

次の文はある2つの言語処理系について記述したものである。B と比べた A の利点を 記述しているものはどれか。

 A:高水準言語で作成されたプログラムを、中間言語、アセンブラ言語又は機械語で 記述されたプログラムに翻訳する。

 B:原始プログラム中の命令文を一文ずつ解釈し、実行する。

  • ア: 処理の最適化が図れる。
  • イ: 対話的な実行環境が構築できる。
  • ウ: デバッグ機能を組み込みやすい。
  • エ: プログラム作成とテストを並行してできる。

 

 

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正解:  ア

解説:

  • A:コンパイラ言語に関しての記述である。
  • B:インタプリタ言語に関しての記述である。

コンパイラはコンピュータプログラミングの1種であり、特定のプログラミング言語で 書かれた任意のプログラムを、異なる言語形式に翻訳(コンパイル)する。
コンパイラを 用いて実行されるコンピュータ言語をコンパイラ言語と呼び、その対照としてインタプリタを 用いて実行されるコンピュータ言語がある。

しかしほとんどのコンピュータ言語は、 コンパイラ、インタプリタ双方を使用する。コンパイラを用いた実行は、 インタプリタを用いた実行より高速だが、プログラム作成時には動作テストのたびに コンパイル作業が必要となる。

ア:  A と比べた B の利点である。よって、正解である。
イ:ウ:エ:  B と比べた A の利点である。