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信号処理

2017.09.25

この記事での学習内容 基本情報 応用情報

アナログ波形を分析して、雑音を除去し、特徴を抽出する信号処理の考え方、仕組みを理解する。

用語例:DFT(Discrete Fourier Transform:離散フーリエ変換)、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)、インパルス応答、フィルタ(ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、バンドパスフィルタ、デジタルフィルタ)、サンプリング定理、D/A変換、A/D変換

信号処理

信号処理とは、音声信号や電気信号などに対して、いろいろな処理をして変換する技術です。処理形式は、アナログ信号処理とデジタル信号処理、相互の変換処理の3種類あります。

コンピュータの入力や出力に使われるものは、温度、音声、画像などアナログ信号が使われます。これに対して、入力された値をコンピュータ処理する際には、デジタル信号で扱われます。このアナログ信号からデジタル信号に変換する処理をA/D変換といい、逆にデジタル信号からアナログ信号に変換するのを、D/A変換とよんでいます。

フィルタリング

アナログデータのうち、デジタル化の対象にする必要がない部分を予め削ることをフィルタリングといいます。

例えば、音声の場合には、人間に聞こえない周波数の部分を予めカットする、といった処理が当てはまります。フィルタリングは「標本化」の際に行い、それ以降の手順で扱うデータの量を削減します。

また、A/D変換する際に、アナログ信号にノイズなどが混入していると、そのまま間違った値が入力されてしまうため、ノイズを取り除く必要があり、そのための装置をフィルタとよんでいます。