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基本情報技術者 令和5年公開問題 科目A 問14

2026.08.17

A 社では,従業員が自宅の PC からインターネット経由で自社のネットワークに接続して仕事を行うテレワーキングの実施を計画している。A 社が定めたテレワーキング運用規程について,情報セキュリティ管理基準(平成 28 年)に従って監査を実施した。判明した事項のうち,監査人が,指摘事項として監査報告書に記載すべきものはどれか。

  • ア テレワーキング運用規程に従うことを条件に,全ての従業員が利用できる。
  • イ テレワーキングで従業員が使用する PC は,A 社から支給されたものに限定する。
  • ウ テレワーキングで使用する PC へのマルウェア対策ソフト導入の要不要は,従業員それぞれが判断する。
  • エ テレワーキングで使用する PC を,従業員の家族に使用させない。

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正解: ウ

解説:

システム監査における指摘事項とは、監査対象の業務やルールに、情報セキュリティ上のリスクを生じさせる不備・欠陥がある場合に監査報告書へ記載すべき事項である。

各選択肢を検討する。

  • ア:運用規程を条件として全従業員が利用できるようにすること自体は、特段リスクを生じさせる不備ではない。
  • イ:使用 PC を A 社支給に限定することは、むしろ管理を強化する望ましい対応であり、指摘事項には当たらない。
  • ウ:マルウェア対策ソフトの導入要否を従業員個人の判断に委ねてしまうと、対策が不十分な PC が社内ネットワークに接続され、マルウェア感染やそれに伴う情報漏えいのリスクが生じる。これは組織として統制すべき事項が徹底されていない状態であり、指摘事項に該当する。
  • エ:家族に使用させないという制限は、むしろ情報漏えい防止に資する適切なルールであり、指摘事項には当たらない。

したがって、セキュリティ上の統制が欠如しているウが指摘事項として記載すべき内容であり、正解はウ。