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ITパスポート 令和6年 公開問題 問36

2025.03.13

プロジェクトに該当する事例として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

  1. 会社合併に伴う新組織への移行
  2. 社内システムの問い合わせや不具合を受け付けるサービスデスクの運用
  3. 新規の経理システム導入に向けたプログラム開発
  4. 毎年度末に実施する会計処理
  • ア : a, c
  • イ : b, c
  • ウ : b, d
  • エ : c

 

 

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正解: ア

プロジェクトは、特定の目標を達成するために一時的に組織される活動や作業の集合体を指します。プロジェクトは一般的に以下のような特徴を持っています。

  • 明確な目的:プロジェクトは特定の成果や目標を達成するために実施されます。

  • 一時性:プロジェクトには開始日と終了日があり、永続的ではありません。

  • 限定されたリソース:プロジェクトには限られた予算、人員、時間が割り当てられています。

  • ユニークな成果:プロジェクトは他の通常業務とは異なり、独自の成果物や結果を生み出すことを目的としています。

これを踏まえると、設問の各事例はそれぞれ以下のように判断できます。

  1. 新組織への移行に伴って臨時的に種々の業務が発生することになりますので、プロジェクトと言えるでしょう。
  2. これは恒常的な業務となるので、プロジェクトではありません。
  3. 新規の経理システム導入という明確な目的に向けたものなので、これはプロジェクトの事例と言えます。
  4. 年度末の一時的な業務なので、一時性があると言えばそうですが、決まったサイクルで行われる通常業務の範疇なので、これはプロジェクトとは言えません。