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ITパスポート 令和6年 公開問題 問33

2025.03.13

次の記述のうち、業務要件定義があいまいなことが原因で起こりうる問題だけを全て挙げたものはどれか。

  1. 企画プロセスでシステム化構想がまとまらず、システム化の承認を得られない。
  2. コーディングのミスによって、システムが意図したものと違う動作をする。
  3. システムの開発中に仕様変更による手戻りが頻発する。
  4. システムを受け入れるための適切な受入テストを設計できない。
  • ア : a, b
  • イ : b, c
  • ウ : b, d
  • エ : c, d

 

 

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正解: エ

  1. 通常、業務要件定義はシステム開発の最初のステップとして行われるが、この件は企画段階の話なので、業務要件定義以前の問題となるので不適当。
  2. コーディングミスとのことなので、これは業務要件定義の曖昧さとは直接関係はない。
  3. 仕様変更による手戻りというのが、業務要件定義があいまいであった場合の典型的なトラブル事例となる。
  4. 受入テストは旧来の「ウォーターフォールモデル」で開発を行った場合に、テストの最終段階として位置づけられる工程となり、「業務要件定義」と対になるような位置づけのテスト工程である。そのため業務要件定義が曖昧であれば、適切なテストが設計できなくなる。