ITの基礎知識|ITパスポート・基本情報

ITパスポート 令和6年 公開問題 問2

2024.11.12

情報システムに不正に侵入し、サービスを停止させて社会的混乱を生じさせるような行為に対して、国全体で体系的に防御施策を講じるための基本理念などを定め、国の責務などを明らかにした法律はどれか。

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正解: イ

選択肢のうち、情報システムのセキュリティに直接かかわるものは「サイバーセキュリティ基本法」と「不正アクセス禁止法」だが、国としての理念や責務といった、国の政策・施策に関わるのが「サイバーセキュリティ基本法」となる。

「不正アクセス禁止法」は文字通り「不正アクセス」という行為を罰するための法律。

  • ア: 公益通報者保護法 は、いわゆる【内部告発】の告発者が被告発者から不利な扱いを受けないように、【公益通報者】として保護するための法律。
    なので、不正アクセスなどの情報セキュリティとは直接関係は無い。
  • エ: プロバイダ責任制限法は、例えばSNS上の詐欺広告や誹謗中傷、著作権侵害といった事案があった場合に、そのサービスを提供する事業者に対して負うべき責任範囲を定めたもの。
    なので、情報システム関連の方ではあるが、直接セキュリティと関わるものでは無い。