情報処理技術者試験での学習内容
【応用情報・基本情報】
・LAN とWAN の仕組み,特徴,電気通信事業者が提供するサービスの種類,特徴を修得し,応用する。
・有線LAN と無線LAN,交換方式の仕組み,特徴を修得し,応用する。
・回線速度,データ量,転送時間の関係を修得し,応用する。
・インターネット技術の必要性,特徴を修得し,応用する。
【ITパスポート】
・ネットワークに関するLAN とWAN という分類を理解する。
・ネットワークを構築するための接続装置の役割を理解する。
(1)通信ネットワークの役割 応用情報
通信ネットワークが果たす役割と効果,ネットワーク障害が発生した場合の社会的影響の大きさを理解する。
用語例:ネットワーク社会,ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術),u-Japan 構想
(2)ネットワークの種類と特徴 ITパスポート 基本情報 応用情報
LAN とWAN の仕組み,特徴,構成要素,運用費用を理解する。また,WAN を構成する場合に利用する電気通信事業者から提供されているサービスの種類と特徴を理解する。
用語例:インターネットサービスプロバイダ, 従量制, 月額固定料金, IDF(Intermediate Distribution Frame),MDF(Main Distribution Frame),パケット交換網,回線交換網,フレームリレーサービス,ATM サービス,センサネットワーク
(3)有線LAN 基本情報 応用情報
有線LAN の仕組み,構成要素,特徴を理解する。
用語例:同軸ケーブル,より対線,光ファイバケーブル
(4)無線LAN 基本情報 応用情報
無線LAN の仕組み,構成要素,特徴を理解する。
用語例:電波,赤外線,無線LAN アクセスポイント,インフラストラクチャモード,アドホックモード
(5)交換方式 基本情報 応用情報
回線交換とパケット交換の仕組み,特徴を理解する。
用語例:パケット,VoIP(Voice over Internet Protocol)
(6)回線に関する計算 基本情報 応用情報
回線速度,データ量,転送時間の関係を理解し,与えられた回線速度,データ量,回線利用率からの転送時間の算出方法を理解する。また,発生するトラフィック量から必要な回線速度を算出する方法を理解する。
用語例:転送速度(伝送速度),bps(bit per second:ビット/秒),回線容量,ビット誤り率,トラフィック理論,呼量,呼損率,アーランB 式(アーランの損失式),アーラン,待ち行列理論,M/M/1,ケンドール記号,トラフィック設計,性能評価
(7)インターネット技術 基本情報 応用情報
ノードには,世界で一意となるIP アドレスが割り当てられることによって,相互通信が可能となっていること,アドレスを構成するネットワークアドレスとホストアドレスの役割,IP パケットのルーティングの動作,IPv6 の必要性と特徴を理解する。
用語例:IPv4,IPv6,アドレスクラス,グローバルIP アドレス,プライベートIP アドレス,IP マスカレード,NAT,オーバレイネットワーク,DNS,ドメイン,TLD,Proxy サーバ,QoS(Quality of Service:サービス品質),ユビキタス,パーベイシブ,セキュリティプロトコル,ファイアウォール,RADIUS