ITの基礎知識|ITパスポート・基本情報

初級システムアドミニストレータ 平成21年春 問38

2017.11.10

トランザクションTはチェックポイント取得後に完了し、その後にシステム障害が発生した。データベースをトランザクションTの終了直後の状態に戻すために用いられる復旧技法はどれか。ここで、チェックポイントの他に、トランザクションログが利用できるものとする。

  • ア: 2相ロック
  • イ: トランザクションスケジューリング
  • ウ: ロールバック
  • エ: ロールフォワード

 

Show answer

正解: エ

解説

トランザクションログはジャーナルファイルとも言う。このトランザクションログを用い、チェックポイント後に更新されたトランザクションを再度実行する方法は「ロールフォワード」という。

  • ア: 2相ロックは分散データベースの整合性を取る技術で、トランザクションの復旧技法とは関係ない。
  • イ: トランザクションスケジューリングは更新処理を定期的に実行する手法で、復旧技法とは関係ない。
  • ウ: ロールバックも復旧技法だが、こちらは更新に失敗したトランザクションを取り消し、「更新前」の状態に戻す復旧技法なので誤り。