ITの基礎知識|ITパスポート・基本情報

基本情報技術者 令和5年公開問題 科目A 問7

2026.07.20

トランザクションが,データベースに対する更新処理を完全に行うか,全く処理しなかったかのように取り消すか,のどちらかの結果になることを保証する特性はどれか。

  • ア 一貫性(consistency)
  • イ 原子性(atomicity)
  • ウ 耐久性(durability)
  • エ 独立性(isolation)

Show answer

正解: イ

解説:

データベースのトランザクションが備えるべき性質はACID特性と呼ばれ、次の4つからなる。

  • 原子性(Atomicity):トランザクションの一連の処理は、全て実行されるか全く実行されないかのいずれかである(All or Nothing)。
  • 一貫性(Consistency):トランザクションの実行前後でデータベースの整合性制約が保たれること。
  • 独立性(Isolation):複数のトランザクションが同時に実行されても、互いに影響を与えないこと。
  • 耐久性(Durability):トランザクションが完了したら、その結果は障害が発生しても失われないこと。

本問の「完全に行うか,全く処理しなかったかのように取り消すか」という記述はまさに原子性の定義そのものであり、正解はイ。

原子性の説明にある「All or Nothing」という考え方は、原子性の語源であるギリシャ語のatomos(それ以上分割できないもの)に由来する「不可分性」から導かれる帰結であり、原子性そのものの定義は「処理が分割不可能な単位として扱われること」である点に注意したい。