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変復調方式

2017.09.21

この記事での学習内容 基本情報 応用情報

デジタルデータをアナログ伝送路を介して送るために必要な仕組みである変調、それを受信側で元に戻す処理である復調の代表的な方式の考え方、仕組みを理解する。

用語例:AM(Amplitude Modulation:振幅変調)、FM(Frequency Modulation:周波数変調)、PM(Phase Modulation:位相変調)、PCM(Pulse Code Modulation:パルス符号変調)、QAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)PWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)、モデム

変調と復調

コンピュータ内部の信号は、そのままでは伝送路に流せない場合があります。

そのような場合には、伝送路に適した信号に変換する必要があるが、この際の変換を『変調』と呼びます。(この変調された信号を乗せる信号を搬送波という)

信号を変調した場合には、伝送路の信号をコンピュータ内部の信号に戻す変換も行う必要があり、この場合の変換を『復調』と呼びます。

コンピュータ内部の信号はデジタル方式のため、アナログ伝送路を使用する場合は、必ず変調と復調の作業が必要になります。

変復調方式

変調・復調の方式には、下記のものがある。

名称特徴
振幅変調方式
(AM:Amplitude Modulation)
ビットが0の時は振幅なし、1の時は振幅ありに対応させる方式
周波数変調方式
(FM:Frequency Modulation)
ビットの0と1に対応させて、周波数を変化させる方式。
位相変調方式
(PM:Phase Modulation)
位相(電波の進み具合)を変化させる方式
パルス符号変調方式
(PCM:Pulse Code Modulation)
アナログ信号を一定間隔でサンプリングして整数値化し、その整数を二進数に置き換える方式
直角位相振幅変調方式
(QAM:Quadrature Amplitude Modulation)
振幅と位相の両方の要素を変化させることで複数の情報を一度に伝達できる変調方式。
パルス幅変調
(PWM:Pulse Width Modulation)
パルス波のデューティ比を変化させて変調すること。
(デューティー比:パルス幅をパルス期間(周期)で割ったもの)
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