画面設計・帳票設計

この記事での学習内容 ITパスポート 基本情報 応用情報

  • 画面設計の考え方,手順,手法,代表的な入力チェックの方法を理解する。また,入出力項目とデータベースの対応,入出力項目の処理の対応を理解する。
  • 帳票設計の考え方,手順,手法を理解する。また,プリンタの種類やコピー方法などの装置制約事項と帳票設計の関係,フォームオーバレイや専用の事前印刷用紙への出力,入出力項目とデータベースの対応,入出力項目と処理の対応を理解する。

用語例:画面構成,情報の検索,情報の関係性,利用者の用語,情報提示ストーリ,ストーリボード,部分送信,ニューメリックチェック,フォーマットチェック,リミットチェック,組合せチェック,照合チェック,バランスチェック,チェックキャラクタ,穴埋め方式,メニューインプット方式,フォーマットエラー,論理エラー,シーケンスエラー、出力特性,入力特性

画面設計

対話型システムの開発プロセスには、画面設計が加わります。また、画面設計より前の開発フェーズには、画面設計に必要な情報の提供が加わります。また、画面設計より後の開発フェーズには、画面に関わるレビュー、テストなどの作業項目やチェックリストが加わります。

画面設計は次の手順で進めます。

  1. 画面全体像の作成:画面群の漏れやダブリがないように、全体構成を描く。
  2. 画面設計の標準化:既存の標準を入手したり、社内や当該システムの標準を制定したりする。
  3. 画面フローの設計:ユーザの操作を考慮し、画面間の遷移を決定する。
  4. 表現方法の検討:GUI等の技術を適材適所で活用することを考慮して、表現方法や対話方法を検討する。
  5. 画面レイアウトの設計:標準に沿って、各画面のレイアウトを設計する。

画面や帳票のレイアウト

画面のレイアウト設計では、入力の順序が概ね画面の左上から右下へ流れていくように項目を配置すると入力の流れが自然になります。

帳票のレイアウト設計では、関連する項目同士を近くに配置する、余分な情報は省いて必要最小限の情報に絞り込むなどの工夫をすると、見やすいレイアウトになります。

画面や帳票類が複数あるときは、タイトルの位置やページ番号のデザインなどは統一します。

固定的な内容に限られる入力項目は、メニューからの選択形式にしておくと、入力の手間が省けると同時に、不足の入力値に対するエラーチェックの処理などが不要になるという、開発する上でのメリットもあります。

*例えば、日時を入力する欄があるとすれば、月は1~12しかありえないし、曜日も7パターン。それらをユーザの任意入力項目にするよりは、メニューからの選択としたほうが効率的です。

入力チェック

入力チェックとは、画面から入力されたデータが制約条件に合致しているかどうかをチェックすることです。

以下のような入力チェックの中から、設計フェーズにおいて適切なものを選択します。

照合チェック
データが所定の集合に存在するかをチェックする。
重複チェック
データの重複をチェックする。
ニューメリックチェック
データが数字であるかチェックする。複数桁の数字列という条件であれば、数字の並びになっているかどうかをチェックします。(例:商品の購入数)
フォーマットチェック
データの桁数や構文規則などの書式をチェックする。
例えば、メールアドレスの場合、使用できない特殊記号があるので、それが混入していないかどうかチェックします。
リミットチェック
限界値を超えていないかチェックする。
例えば、商品の購入数であれば、在庫数を超えていないかをチェックします。
レンジチェック
下限値から上限値までの範囲から外れていないかチェックする。
例えば、「月」を入力する場合、1~12の数値になっていることをチェックします。
カウントチェック
データ群の件数をチェックする。
シーケンスチェック
データ群が順番に並んでいるかをチェックする。
バランスチェック
データ群が所定のバランスを保っているかをチェックする。
例えば、仕訳データの借方と貸方のように最終的な合計が一致すべきデータを別々に集計して、両者が一致することをチェックします。

帳票設計

帳票設計は以下の手順で進めます。

  1. 全体像の設計:帳票群の漏れやダブリがないように全体構成を描く
  2. 設計の標準化:既存の標準を入手したり、社内や当該システムの標準を制定したりする。
  3. 媒体の設計:利用場面を考慮し、適切な媒体を選択する(紙なのか電子データなのか)
  4. 表現方法の検討:見やすさ、わかりやすさを考慮して、表現方法を検討する。
  5. レイアウトの設計:標準に沿って、各帳票のレイアウトを検討する。

帳票のレイアウト設計

帳票のレイアウト設計では、関連する項目同士を近くに配置する、余分な情報は省いて必要最小限の情報に絞り込むなどの工夫をすると、見やすいレイアウトになります。

帳票類が複数あるときは、タイトルの位置やページ番号のデザインなどは統一します。