インフォメーションアーキテクチャ

この記事での学習内容 基本情報 応用情報

インフォメーションアーキテクチャ(情報アーキテクチャ)の考え方,目的,情報の組織化(五十音,カテゴリなど),構造化(階層型,タグ付けなど)などを理解する。

用語例:ラベル,チャンク,ナビゲーション,LATCH(Location,Alphabet,Time,Category,Hierarchy)法,階層型,直線型,Web リンク型,フォークソノミー型,セマンティックWeb,メタデータ

情報アーキテクチャ

情報アーキテクチャ(インフォメーションアーキテクチャ)とは、ユーザインタフェースの情報の構造です。建築になぞらえてアーキテクチャといいます。情報アーキテクチャの設計技法や定石を用いたり、設計基準を制定したりしつつ、アーキテクチャの設計・開発・検証をします。

情報アーキテクチャの考え方は、紙面のデザインを基盤にしていますし、一般的な情報の構造化はデータベースに技術が蓄積されています。

情報アーキテクチャの設計の目的は、ユーザのわかりやすさ、探しやすさ、操作のしやすさを向上させることです。

ユーザインタフェースの場合には、ディスプレイ上の2次元の広がりに加えて、階層という3次元目、そして対話型機能によるユーザの操作の流れという4次元目が加わります。また、ユーザが語句を入力する随時の検索も加わります。

情報アーキテクチャの設計には、次のようなことがあります。

  • 情報の組織化として、分類(カテゴリー)や五十音順などの整列の仕方を決定します。
  • 情報の表現の構造化として、階層型の画面やメニューの構成を決めたり、表現の性質を表すメタデータをタグ付けしたりすることがあります。
  • 複数の情報のチャンク(かたまり)を決めてラベルを付けることは、本質的情報の分類と表現上の配置の両方に関わります。
  • 情報間の移動の案内手段であるナビゲーションを設計します。

ナビゲーション

ユーザが情報の間をどのように移動するかを分析して、案内手段であるナビゲーションを設計します。次のようなナビゲーションを組み合わせます。

なお、以下の記述ではウェブサイトのデザインを前提に記載していますが、一般的なGUIアプリケーションでもこれらの観点は大事になってきます。

ページの位置関係によるリンク

ホームページリンク
ウェブページ群の起点のページへ戻るリンク
前ページリンク
現在のページの一つ前に戻るリンク
次ページリンク
現在のページの一つ先に進むリンク
ページトップ
現在のページ自身の先頭へ戻るリンク

先頭部および最後尾のナビゲーション

グローバルメニュー
同じウェブサイトのどのページを開いても、先頭部に表示される標準のメニュー
トピックパス(パンくずリスト)
「ホーム>製品情報>洗濯機」のように、ホームページから現在のページまでの分類体系の枝の連鎖を示す先頭部の表示。
フッターメニュー
同じウェブサイトのどのページを開いても、最後尾に表示される標準のメニュー。グローバルメニューを補助する。
コンテンツ内リンク
ページの内容から別の情報へ移動するリンク。例えば文章中のキーワードそのものにリンクを兼ねさせます。

先頭部・最後尾以外のナビゲーション

ページの先頭部・最後尾以外には、次のようなメニューを配置する定石があります。配置のルールをあらかじめ決めておくことが重要です。

  • 左側にいつも同じメニュー、右側に宣伝したい特別リンクを配置する。
  • その逆に、左側に特別リンク、右側にいつも同じメニューを配置する。
  • 先頭部のメニューのすぐ次に特別リンク、左側にいつも同じメニューを配置する。
  • それらのメニューは、グローバルメニューに比べて、写真やイラスト等の目を引くデザインにしたり、キャッチコピー等を補足したり、目次階層を示したりする。

カテゴリー別メニュー

カテゴリー別メニューは、前述のようなメニュー以外の任意の分類ごとのメニューです。分類の特徴に応じて設計します。

サイトマップ

ウェブサイトの全てのページ見出しを、分類体系の木構造として示す表示です。分類の枝をたどっても、目的のページが見つからない場合に使います。