ITの基礎知識|ITパスポート・基本情報

ITパスポート 令和6年 公開問題 問7

2024.12.04

システム開発の上流工程において、業務プロセスのモデリングを行う目的として、最も適切なものはどれか。

  • ア: 業務プロセスで扱う大量のデータを、統計的手法や AI 手法などを用いて分析し、データ間の相関関係や隠れたパターンを見出すため。
  • イ: 業務プロセスを可視化することによって、適切なシステム設計のベースとなる情報を整備し、関係者間で解釈を共有できるようにするため
  • ウ: 個々の従業員が持っている業務に関する知識・経験やノウハウを社内全体で共有し、創造的なアイディアを生み出すため
  • エ: プロジェクトに必要な要員を調達し、チームとして組織化して、プロジェクトの目的の達成に向けて一致団結させるため

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正解: イ

業務プロセスのモデリングは、関係者間での認識を共有するために、業務プロセスを共通認識が計れるような形で視覚化する、というのが大きなポイント。

  • アは データマイニング と呼ばれる分析手法のことで、システム開発の上流工程よりもさらに上流の、ビジネス全体としての意思決定や戦略立案を目的として行われる手法。
  • ウは ナレッジマネジメント についての説明なので、システム開発の工程とは無関係。
  • エは プロジェクトチームの立ち上げ、メンバーの調達についての説明なので、システム開発の工程とは無関係。