ITの基礎知識|ITパスポート・基本情報

基本情報技術者 平成18年秋 問61

2017.11.10

データの正規化に関する記述のうち,適切なものはどれか。

  • ア: 関係データベースに特有なデータベース構築技法であり,データの信頼性と格納効率を向上させる。
  • イ: データの重複や矛盾を排除して,データベースの論理的なデータ構造を導き出す。
  • ウ: データベースの運用管理を容易にするために,レコードをできるだけ短く分割する。
  • エ: ファイルに格納するデータの冗長性をなくすことによって,アクセス効率を向上させる。

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正解: イ

解説

データの正規化とは、データのメンテナンス性を高めるためにデータベース内で 同じ情報を2回以上重複しない様に記録し、個々のテーブルは主キーから 直接連想されるデータのみで構成される様にデータベースを構築することを指す。 正規化の程度によって第1正規化から第5正規化まで分けられている。

ア:正規化を用いたデータ中心アプローチに関する記述である。正規化を用いているが、 データ中心アプローチと正規化は異なるものである。

イ:正しい記述である。

ウ:データベースの運用管理を容易にすることは正規化の目的の1つではあるが、 レコードをできるだけ短く分割することは、第2・3正規化では行われても、 第1正規化では行われない構造化の技法である。

エ:正規化とはファイルに格納するデータの冗長性をなくす方法ではあるが、 それによりアクセス効率は向上しない。また、正規化はチューニングの技法でない。