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基本情報技術者 平成16年春 問51

2017.10.26

業務システムのコード設計に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。

  • ア: コードの実際の付番は,コードの処理方法に詳しいシステム設計担当者が行うべきである。
  • イ: コードの属性とけた数は,コンピュータの内部処理効率に重点を置いて設計すべきである。
  • ウ: コードの入力ミスが業務に重大な影響を及ぼすと判断されるときは,検査文字(チェックディジットなど)を採用すべきである。
  • エ: コードの保守方法(追加,廃止,変更など)については,運用テストの段階で決めるべきである。

 

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正解: ウ

解説

コード設計とは、あるシステムにおいてコード化するデータ項目を決め、使用する範囲、 その期限、扱いやすさを考慮し、番号を付加(付番)することを指す。 付番により、他のデータとの識別、分類、ソート、チェック機能を利用可能となる。 データ量が少ないうちはコードの管理負担は少ないが、データ量が多くなるに比例して管理が 特に大事になるので、コード設計は業務システム管理においての最重要項目の1つとなる。

  • ア: コードの実際の付番は、期限、扱いやすさを考慮し実務担当者が行うことが望ましい。
  • イ: コードの属性とけた数がコンピュータの内部処理に与える影響はほとんどなく、 実際に利用する側の視点での付番が重要である。
  • エ: コードの保守方法は運用段階ではなく、もっと前の設計段階において決定するべきである。