ITの基礎知識|ITパスポート・基本情報

基本情報技術者 平成16年秋 問33

2017.10.11

マルチプロセッサ環境で動作するOSの特徴に関する記述のうち、適切なものはどれか。

  • ア: 疎結合マルチプロセッサシステムでは、主記憶とデータを共有する。
  • イ: 疎結合マルチプロセッサシステムでは、主記憶に存在する物理的に一つのOSによって制御される。
  • ウ: 密結合マルチプロセッサシステムでは、各タスクはどのプロセッサでも実行できるので、タスク間で同期を取る機能が必要になる。
  • エ: 密結合マルチプロセッサシステムでは、主にジョブやトランザクションなどの一まとまりの仕事の単位で負荷配分が行われる。

 

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正解: ウ

解説:

疎結合マルチプロセッサシステム:各々のCPUが主記憶、OS、データを持ち、バスや回線で接続されている形態

密結合マルチプロセッサシステム:複数のCPUが主記憶、OS、データを共有する形態

 

  • ア: 主記憶とデータを共有するのは密結合マルチプロセッサシステムである。
  • イ: 一つのOSによって制御されるのは密結合マルチプロセッサシステムである。
  • エ: 密結合マルチプロセッサシステムでは、ジョブやトランザクションのような一まとまりの大きな単位ではなく、もっと細かい単位で負荷配分が行われる。