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初級システムアドミニストレータ 平成17年秋 問1

2017.10.16

パソコンのクロック周波数に関する記述のうち、適切なものはどれか。

  • ア: CPUのクロック周波数と、主記憶を接続するシステムバスのクロック数は同一でなくても良い。
  • イ: CPUのクロック周波数の逆数が、1秒間に実行できる命令数を表す。
  • ウ: CPUのクロック周波数を2倍にすると、システム全体としての実行性能も2倍になる。
  • エ: 使用しているCPUの種類とクロック周波数が等しければ、2種類のパソコンのプログラム実行性能は同等になる。

 

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正解: ア

解説:

一般的に、CPUのクロック周波数は主記憶装置や周辺装置のクロック周波数よりも圧倒的に速く、これらの周波数が同一である必要はない。

  • イ: 1命令の実行時間は1クロックとは限らないので、クロック周波数の逆数は1クロックの所要時間でしか無い。
  • ウ: 主記憶や周辺機器のクロック周波数も関係するので、CPUのクロック周波数を2倍にしても全体の性能が2倍になるとは限らない。
  • エ: プログラムの実行性能は、主記憶や周辺機器のクロック周波数も関係するのでCPUの種類とクロック周波数が同じでも実行性能が同等になるとは限らない。